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草紅葉の八島ケ原湿原を一周 (天竜川を遡って長野県の真ん中へ5)

旅行日:令和元年10月15・16日⑤・終

最初の記事 遠江二俣から天竜川を遡るドライブ
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 下諏訪町から国道142号で和田峠に挑む。かつての中仙道の難所だ。現道は有料の新和田トンネルを抜けているが、旧道は九十九折の狭路を登り詰めた先に和田峠トンネルが待ち構えている。昭和8年開通の古いトンネルで、口径が狭いので信号機制御による交互通行になっている。
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 トンネルを抜けてビーナスラインに進む。霧ケ峰方面に向かい、八島ケ原湿原へ。標高は約1,640メートル。木々もだいぶ色づいている。
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 駐車場にクルマを停め、ビーナスラインの下をくぐると湿原が開ける。手前に見えるのが八島池だ。
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 八島ケ原湿原は鷲ケ峰、霧ケ峰、車山などに囲まれた高層湿原だ。木道などによる散策コースが一周している。以前にも歩いたことがあるが、また周ってみる。
 湿原のヨシは黄色く色づき、草紅葉の段階。周囲は紅葉には少し早いが、秋らしくなってきている。
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 窪地に水溜りができているのが鎌ケ池。水面が青空を映している。
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 湿原の東側はやや高燥なようで、ススキが侵出している。
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 湿原にはいくつかの川が流れ込んでいる。澄んだ流れで、手指を浸してみると冷たい。この水は観音沢、東俣川、砥川、諏訪湖と流れ下り、天竜川となる。きのうは濁っていた水も、いずれまた澄み渡るだろう。…なんて感傷的なことを考えた。
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逆光に光るススキの穂
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湿原ごしに鷲ケ峰を望む
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 八島ケ原の水を集めた観音沢を渡る。水量は結構多い。この辺りが散策コースの折り返し地点だ。もっとも、三角形の二辺を歩いたので、ここから戻る方が距離が短い。
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黄色くなり始めた樹
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ミズナラの大木の下から
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 ところどころに薄紅色の花をつけたような樹がある。色からして花に見えてしまうのだが、よく見るとこれは実で、マユミの樹だ。この実は熟すと真っ赤になり、紅葉に彩りを加える。
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マユミの実
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 クルマに戻り、ビーナスラインを白樺湖へ下る。車山中腹の展望所からは、富士山や南アルプスが見えた。
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雲の間になんとか見える富士山
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 白樺湖畔では蓼科山を見上げる。初夏に登ったので親しみを感じる。
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 国道152号を下り、広域農道八ケ岳エコーラインへ。茅野市北山では稲架掛けが見られた。
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 まだ14時半だが、そろそろ帰りはじめる。中央道の大月IC・八王子JCT間は通行止めだし、明朝の出勤は早い。
 七里岩ラインで韮崎に下り、国道20号を東へ。御坂みちは迂回車で混むだろうと、若彦トンネルを回ったが、距離が延びた分むしろ余計な時間がかかったと思う。河口湖から山中湖にかけての渋滞ポイントはスムーズに抜けたが、対向車線はびっしりと車列が長く続いていた。
 山中湖から先は籠坂峠から御殿場ICというルートを避け、三国峠へ。国道246号に出るまでは良かったが、神奈川県境附近から山北市街まで大渋滞。逃げ場がないのでツラい。
 大井松田ICから新東名経由で圏央道海老名ICへ。往きも帰りも東名利用となり、とても長野県に行ってきたとは思えないETCの履歴が残った。

 二日間の走行距離は735.4キロ、平均燃費は21.19キロ/リットルであった。
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