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稲核風穴から安房トンネルを抜けて旧丹生川村へ (2018年・夏の終わりの飛彈北陸旅行1)

旅行日:平成30年8月30日~9月1日①

 昨年、一昨年と、8月と9月の月変わりで東北地方をクルマで旅した。風光も美しくて良かったのだが、同じ季節に同じ地域に行ってばかりでは印象が偏ってしまう。
 そこで――と言っても大した理由はないのだが――、今年は北陸方面に行ってみることに決めた。

 行程は2泊3日。前泊しつつ北陸道で富山まで行くことも考えたのだが、松本から入って往路の高速料金を節約することに決めた。昨年くらいから遠出の度に天気が悪いのだが、今回も北陸地方の天気予報には雨のマークが並んでいる。

飛彈北陸


 8月30日。5:10に出発し、相模湖ICから中央道。蒸し暑い日が続いているが、7時半ごろに八ケ岳PAで休憩を取った時には流石に涼しかった。神奈川県から郡内地方にかけては晴れ、国中地方は曇っていたが、長野県に入ると再び晴れた。8:15に松本ICを流出し、国道158号で安房峠を目指す。途中、新島々駅近くのコンビニで朝食。盆地が尽きて梓川の谷へと入っていく。

 道の駅「風穴の里」では稲核・水殿ダムのダムカードを入手。駅名に入っている風穴は稲核風穴のことで、施設から5分ほど離れたところにある。ちょっとした小屋だが、扉を開けて中に入ると寒いくらい冷えていた。岩塊斜面の岩の隙間から下降気流が吹き出しているのだ。
 当地では江戸時代から稲核菜と呼ばれる漬け菜の栽培が行われており、その貯蔵に風穴が利用されてきたそうだ。漬け菜は夏に発酵することも、冬に凍結することもなく、一年中食べることができたという。明治以降は蚕種の貯蔵を行い、養蚕地域に重宝された。

風穴を利用した“天然冷蔵室”
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崖の岩の隙間から冷気が出ている
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稲核菜や酒の貯蔵に利用されている
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室温はわずか9度!
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 野麦街道の宿場町であった稲核を過ぎると、国道は険しさを増す。トンネルの断面が小さく、大型車と擦れ違うときはヒヤヒヤする。入山隧道の手前では改良工事が行われていた。
 洞内で二手に岐かれるトンネルを抜けると、奈川渡ダムの堤頂を走る。上高地の玄関口にあたる沢渡に停めるクルマが多いようで、その先で通行量が減った。

アーチ式の奈川渡ダム
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堤頂から見下ろす梓川の深い谷
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ダム湖の梓湖
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 安房峠道路で長いトンネルを抜け、岐阜県入り。ここは高原川の上流で、もう一つ平湯峠を越えて宮川の水系に入る。いずれも神通川水系ではあるが、その合流点は岐阜県・富山県の境界まで下る。
 初めて走る道を小八賀川に沿って快走。集落には赤いトタンを載せた家が多く、“異国”にやって来たのを感じる。途中、たまたま見掛けた古民家を見学。

 石置きの板葺き屋根の大きな家は旧荒川家住宅。荒川家は天正年間から続く旧家で、江戸時代は周辺6村の名主にあったそうだ。
 建物には寛政8年(1796)の棟札があり、建てられてから220年以上が経過していることが判っている。

旧荒川家住宅
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合掌造りの歴史民俗資料館
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サルスベリの花と旧緒方家住宅、水車小屋
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 旧丹生川村の中心地だったと思われる町方から北上し、6年前に完成したばかりの丹生川ダムにも足を印してから旧国府町へと下った。

高山市の丹生川町折敷地という集落にて
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