FC2ブログ

Entries

【関東最高峰】日光白根山にのぼる(前) ロープウェイ山頂駅→七色平→山頂の大展望

旅行日:平成30年8月22日①

 前回の長野県行以来、ひと月近く出掛けられなかった。「次回は8月22日以降」と念じながら、過去の未執筆旅行記を書いて過ごす日々はとても長く感じられた。
 22日に颱風直撃などということになると目も当てられないが、幸いにも晴れる予報が出た。行きたい場所は無数にあるが、平地は暑くなりそうなので、高い山に登ることに決めた。場所は日光白根山だ。


 5:10に出発。早朝から蒸し暑く、丹沢の山並みには重そうな雲がまとわりついている。
 入間ICから圏央道に入り、関越道沼田ICを流出したのは8時過ぎ。まだ学校が夏休みだからだろう、上里SAなどは混雑していた。朝食を摂り、国道120号を走って片品村を目指す。

 今回登る日光白根山は、「日光」を冠してはいるが、栃木県と群馬県の県境に位置し、主な登山口は群馬県側にある。私は最も手軽そうな、丸沼高原からロープウェイで入るルートを採った。
 丸沼高原には9時半過ぎ到着。標高は約1,400メートルで、涼しくはないが爽やかだ。
 ロープウェイはスキー場にあり、積雪期も無雪期も活躍するようだ。施設も整っていて、ピカピカなロープウェイ山麓駅にはエスカレーターまであることに驚く。

丸沼高原スキー場
IMG_2929_20180824140229b31.jpg

 ホテルのフロントを思わせるカウンターで乗車券(往復2,000円)を購入。登山届を投函し、小型のゴンドラに乗り込む。自動循環式のゴンドラリフトであるので、待ち時間はほとんどない。
 ロープウェイの全長は約2.3キロなので、乗車時間は長く感じられた。上昇に従って、景色の立体感が増してゆく。前方に荒々しい白根山の威容が現れると、程なくして山頂駅に到着する。

ゴンドラ上昇中
IMG_2930_201808241402317fc.jpg

丸沼を下方に見る
IMG_2931_2018082414023244a.jpg

白根山が見えてきた
IMG_2932_20180824140234ca1.jpg

 山頂駅の建物を出ると、目の前にどどんと白根山が聳える。思ったよりも高く、険しそうだ。この場所の標高が約2,000メートルで、山頂は2,578メートルだ。
 周りには眺望が楽しめる足湯やカフェなどがあり、登山客よりも軽装の家族連れの方が目立つ。ここに戻ってくるまではトイレがないそうなので、要注意だ。

山頂駅から白根山を望む
IMG_2934_2018082414023573f.jpg

 10:10、二荒山神社の脇からシカ除けの扉を開けて山に入る。途中、七色平までは森の中のトレッキングコースとなっている。約1.3キロの距離に対し、標高110メートルほどの登りなので、勾配も緩やかであった。
 最初の1.1キロのコースタイムは25分らしいが、16分で通過した。日陰が続くが、歩いていると暑い。

針葉樹の森を進む
IMG_2936_2018082414023780a.jpg

木漏れ日の森
IMG_2938_20180825172417523.jpg

 七色平を過ぎると、いよいよ本格的な登りにかかる。山頂は東に近い方角にあるが、登山道は一旦南下してから北上する形で標高を稼いでいる。
 登り一辺倒という訳ではなく、谷に向かって下る箇所もある。貯金を費消するようで悔しい。そのような谷のうちで最大のものが「地獄ナギ」と呼ばれるもので、下流では沢をなして片品川に注ぐ。まだ流れはなかった。

「地獄ナギ」。樹間から山頂が見えた
IMG_2942_20180825172419976.jpg

 登山道は幅が狭く、前のおじさんを追い抜けない。仕方がないので休みつつ進むのだが、それでもすぐに追いついてしまう。いつもの私ならば写真を撮り進むためペースも低いのだが、なかなか視界が利かず写真ポイントに恵まれない。
 ようやく視界が開けたところで座って休む。真っ黒な実をつけたオオシラビソごしに、少し低い錫ケ岳が見える。

初めて眺望が開けた。左側が錫ケ岳
IMG_2944.jpg

 休憩した場所を離れるとにわかに勾配が急になり、真っ青な空に向かって登る。
 突然のように木々がなくなると、笹原が広がった。この植生の変化の著しさ。熔岩円頂丘である山頂は間近だが、見上げるほど急だ。

景色が一変
IMG_2946.jpg

険しい登り
IMG_2948.jpg

 砂地は歩きづらく、しかも崩れやすい。一歩足を踏み出すと半歩くらいは下ってしまう。息も苦しい。標高2,500メートルの酸素濃度は平地の75パーセントほどだそうだ。富士山頂で約64パーセントだというから、もうあまり変わらないような気もする。
 何度も立ち止まり、息を整えてまた歩き出す。私を動かしているのは、「早く山頂に着かなくては、山の反対側が曇ってしまうかもしれない」という焦りだけだ。

武尊山(左後ろ)を望み、ロープウェイ山頂駅(右下)を見下ろす
IMG_2951_20180825233329a6f.jpg

緑のコントラストが鮮やかな錫ケ岳
IMG_2952.jpg

最後の登りに突入
IMG_2953.jpg

 白根山の熔岩円頂丘には3つくらいのピークがあり、12時ちょうどにその一つに辿り着いた。山頂駅からの標準コースタイムは2時間半だというが、1時間50分で辿り着くことができた。
 南側の峰には小さな祠が祀られている。

山上の小さな祠
IMG_2954_2018082523333450b.jpg

火口を感じさせる窪み
IMG_2955.jpg

草に覆われた西側のピークの一つ
IMG_2956_20180825233337ae2.jpg

 山頂までの間には大きな鞍部があり、火山性の岩が露出している。こういうのもキレットというのだろうか。
 慎重に下り、そして登る。遂に東側の眺望が開け、男体山、中禅寺湖が見えた。この景色を見るためにここまで歩いてきたのだ。

険しく切れ込んだ鞍部
IMG_2957_20180826192135c91.jpg

男体山に中禅寺湖、戦場ケ原
IMG_2963_201808261921386c0.jpg

 真下と言っていいくらい、急斜面というか急崖の下にはエメラルドグリーンの水を湛えた池が見える。五色沼だ。
 この池は流出する河川のない火口湖で、白根山の他、五色山、前白根山によって囲まれている。標高は約2,170メートルなので、比高は400メートルほどある。

火口湖の五色沼。後ろは大真名子山・小真名子山・女峰山
IMG_2962.jpg

切り立った岩場は迫力満点
IMG_2968_201808261921414cb.jpg

 時間が時間なので、皆さん昼食を摂っている。人は多いが、山頂附近は眺望がよい上にスペースが広いため、それぞれ思い思いの場所を見つけている。隣りのおっさんグループは、ストーブで沸かしたお湯でラーメンを食べながらビールを飲んでいる。私はコンビニのパンとおにぎりを食べながら、山の食事に関してそろそろ次の段階に進むべきか考えている。

食事場所から、さっき立った岩の下がへつれていることに気づいた
IMG_2965.jpg

 景色や食事に気を取られて忘れており、ようやく山頂に立つ。標柱は2本立っていた。日光白根山は関東地方で最も高い。そして、東北地方・北海道にもこれより高い山はないため、「関東以北最高峰」と称される。

標高2,578メートルの山頂。左後ろの少し雲のかかっているのが赤城山
IMG_2971_20180826192143a08.jpg

次の記事 【関東最高峰】日光白根山にのぼる(後) 山頂→弥陀ケ池→座禅山→ロープウェイ山頂駅
関連記事
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://sagaminomen.blog.fc2.com/tb.php/796-511b57e4

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

さがみぃ

Author:さがみぃ
相州生まれの相州育ちです。
このブログと筆者については,水先案内からご覧いただけます。

トップページ

【PC推奨】行先別INDEX

アクセスカウンター

(平成24年8月22日設置)

検索フォーム

QRコード

QR

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる