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北見市→美幌峠→屈斜路湖→神の子池→釧路空港 (雨降り・夏の北海道2018・8)

旅行日:平成30年7月2~5日⑧

最初の記事 北へのフライト
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 夏の北海道旅行第四日目、すなわち最終日を迎えた。
 きょうは北見市をスタートして、初日に選ばなかった東寄りのルートで釧路空港まで走る。

 朝食を摂ってホテルの外に出ると雨が激しく降っている。8時の気温は9.2度と、遂に一桁になってしまった。

 まずは美幌町へ。北見市内の国道39号で混んでいる区間があったが、ある高校に入るクルマが列をなしているのであった。雨が激しいから送迎のクルマが押し寄せたのだろうが、高校渋滞とは見たことがない。
 美幌の街からは国道243号で屈斜路カルデラの外輪山を越える。ひたすらシラカバ並木が続いて壮観ではあったが、雨がひどくてクルマを停める気にはなれなかった。
 ピークの美幌峠は標高493メートルで、大きな道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」が設けられている。屈斜路湖を望む展望台があるのだが、霧が濃くて視界は利かない。風も強く、展望台までの往復でずぶ濡れになった。

霧の中の美幌峠
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 カルデラの内部へと下り、砂湯で屈斜路湖畔に立った。砂を掘ると温泉が出るところだが、人気もなくて寥々としていた。風がないだけマシだが、雨は止みそうもない。

屈斜路湖
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点々と掘られた穴には温かい水が溜まっていた
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 湖の北東側には川湯温泉がある。こう寒いと温泉にでも浸かりたいところだが、まだ午前中だ。
 川湯温泉は強酸性で、循環装置が使えないほどだという。その温泉は川をなして屈斜路湖に流れ込むが、川には植物が生えていない。その名も温泉川で、触れてみると温かかった。

温かい流れの温泉川
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 森の中には川湯エコミュージアムセンターが建つ。ちょうど小学生が校外学習で来ており、賑やかであった。川湯からアトサヌプリにかけての散策の拠点になっているが、この雨では歩きまわれない。

雨の降りしきるエコミュージアムセンター
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エゾマツの森の中に続く小径
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 道道を東に進むとアトサヌプリの威容が見えてくる。この山は硫黄山とも呼ばれ、明治時代初期には囚人を使って硫黄の採掘を行うため、釧路集治監が設けらた。しかし、看守を含めて硫化水素中毒による多くの死者を出し、生き残った者も失明した者が多かったという。
 現在では観光地になっているが、この雨ではパスせざるを得ない。

 アトサヌプリ周辺の土壌は酸性のため植生に乏しいが、イソツツジが群生している。「イソ」は磯のことではなく、「エゾ」が訛ったものだという。7月上旬がその花期であるそうだが、今年は早かったのかもう勢いを失っていた。

アトサヌプリ(左)とマクワンチサップ(右)
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群生地のイソツツジの白い花
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 次に向かうは清里町の神の子池。川湯からほぼ真東に位置するが、直接通じる道がないため、遠回りする必要がある。
 JR釧網線に並行する国道391号を北上して野上峠を越え、緑駅の近くから道道1115号を南下。道道を逸れて神の子池へ通じる約2キロの道はダートであった。幅は狭くないが、凹凸の多い路面状況で、窪みには水が溜まっていて走りづらかった。人気があるらしく、何台かのクルマと擦れ違ったし、広い駐車場にも先客のクルマがあった。

 池は思ったよりも大きく、駐車場に近い部分は浅かった。水は非常に済んでいるが、この池のハイライトはもっと奥にある。
 木道を進むと、池は深さを増し、濃い水色を湛えていた。池の底から摩周カルデラの伏流水が湧き出しているのだそうだ。水温が低いため、池に倒れた樹は腐敗が進まずに水中に残っている。

森の中の神の子池
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濃い水色とそのままの倒木が神秘的
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湧水を集めて川へ
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 道道は清里峠を越えて中標津町に入るが、そこを折れると裏摩周展望台に到る。いかにも穴場そうな眺望地だが、案の定駐車車輛はいなかった。霧が出ていて視界は利かず、風も強かったので、結局展望台には立たなかった。

 中標津町側は道幅も広く、緩やかな坂を快適に下っていく。ただ、排水設備が不十分なのか路面は水浸しで、深い水溜りも到るところに出来ていた。うっかり突っ込むと驚くほど高い水飛沫が上がる。この地方は降水量が少なく、平年値は年間1,158ミリ、7月は136.5ミリだが、この日は46.5ミリも降ったらしい。
 農場が広がる根釧台地を走り、計根別のセイコーマートでおやつ休憩。別海町上春別から国道272号を釧路へと向かう。西春別にかけての区間は釧路中標津道路の春別道路として高規格に整備されおり、4車線区間や立体交差が設けられていた。

側道もある春別道路
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 たおやかな台地が尽きると、ややタイトめなカーブで下り、釧路町別保で国道44号に合流する。この辺りには釧路外環道路が接続することになっており、走りにくい区間も早晩改善されそうだ。
 まっすぐ空港に向かうと時間が余るので、釧路駅に寄ってやつるぎ君に頼まれていたものを購入。道東方面は特急列車が3日連続で運休しており、札幌方面への鉄道は杜絶している。
 ついでに幣舞橋のロータリー交差点を回ってきた。

釧路駅。札幌方面への特急列車は運休
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 ようやく雨が弱まってきた。
 最後は郊外のイオンモールに寄り、その中に入っている「レストラン泉屋」の支店で昼食。昼食といってももう16時だが、きょうは夕食を摂らない積りだ。

昼食は釧路グルメのスパかつ
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 大楽毛で給油。空港まで約10キロにして最後のガソリンスタンドだという。1回目、2回目の給油では平均燃費23キロ/リットル台をマークしたが、今回は大幅に下落し、18.61キロ/リットル(満タン法)となった。雨を跳ね上げながら走り続けたのが悪かったのだろうか。
 そして、17時半過ぎに釧路空港に到着。最終日の走行距離は284.1キロで、4日間の合計は1070.3キロを記録した。

 帰りのフライトは釧路空港18:40発のADO074便。
 北側に飛び立って大きく旋回すると、左手に釧路の街をみはるかした。

明りの灯りはじめた釧路の街
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釧路川・新釧路川河口付近は海水が土砂で濁っている
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 羽田空港に降り立つと蒸し暑かったが、同じ便から降り立った人たちは一様に厚着であった。
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