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オンネトー→螺湾→足寄→陸別→北見市 (雨降り・夏の北海道2018・3)

旅行日:平成30年7月2~5日③

最初の記事 北へのフライト
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 夏の北海道旅行2018、第一日目。釧路管内の阿寒湖までやって来た。蒸し暑く、今にも雨が降り出しそうな空模様だ。

 阿寒湖畔から国道241号を西へ走り、標高645メートルの足寄峠を越える。峠の向こうの足寄町は十勝管内だ。
 道道に逸れて、向かうはオンネトー。道内には表記は違えど多くの「オンネトー」があるが、ここが一番有名だろう。「大きな(老いた)・沼」の意で、雌阿寒岳の噴火によって螺湾川が堰き止められて形成された。
 背後に雌阿寒岳と阿寒富士を望む風光明媚な湖だが、阿寒富士の方には雲がかかっていた。

オンネトー
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植生に乏しく火山らしい雌阿寒岳
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 オンネトーの近くには湯の滝がある。微生物のはたらきによってマンガン鉱物が生成されている陸上で地球唯一の場所だという。
 見てみたいのだが、林道を片道30分も歩かねばならないという。雨が降りそうなので、またの機会を期す。

 道道664号はオンネトーから約5キロほどがダート区間。道幅も狭くはなく、それほど荒れてはいなかったが、やはりダートは緊張する。

舗装区間に脱出し、安堵したところで一枚
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 舗装路になれば案ずることはなく、螺湾川に沿って気持ちよく走る。
 この螺湾という地区はラワンブキで知られる。アキタブキなど北国のフキは大きく生長するが、その一種であるラワンブキは高さ3メートルにもなるという。そして、7月がその収穫期にあたっている。
 走りながらフキを探す。路傍のものも畑のものも背は高く伸びているが、見上げるほどではない。結局、3メートルのものは見つけることができなかった。

上螺湾で見掛けた高さ1メートルくらいのフキ
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螺湾川沿いのフキ畑か、ただの群生地
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 螺湾本町という集落で国道241号に復帰。足寄川の河岸段丘上を快走し、足寄の街に入る。
 街の中を流れる利別川を両国橋で渡る。今日では先ほどの足寄峠が釧路国と十勝国の境界になっているが、かつてはこの川を境界としていたそうだ。ちょうど丁字路の正面にある道の駅「あしょろ銀河ホール21」で小休止。遂に雨になった。

 この道の駅は北海道ちほく高原鉄道の足寄駅も併設していたのだが、鉄道は平成18年(2006)に廃止された。もともとは根室線の池田で分岐し、野付牛(いまの北見)を経て網走に到る網走線という路線であったが、より距離の短い石北線の開通によってローカル線に転落した。線名も田と見から池北線というパッとしないものに改称され、不採算であることから第三セクターの北海道ちほく高原鉄道に転換された。

足寄駅の表示も残る道の駅の建物
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走ってきた国道が駅前通りであり、街の基線にもなっている
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 鉄道の面影は薄かったが、駅名標と僅かなレールが保存されていた。両隣の駅は「せんびり」、「あいかっぷ」と記してあるが、そこから「仙美里」、「愛冠」の漢字を想起するのは難しい。
 また、道の駅には当地出身の松山千春さんに関する展示コーナーが設けられ、彼がと背丈を上回るラワンブキと並んだ写真パネルも飾ってあった。

保存されている駅名標
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 足寄からは国道242号を北上。利別川を上流に向かうルートで、北海道ちほく高原鉄道の廃線跡に沿っている。
 雨は本降りとなった。車内は蒸し暑いが、窓を開けていると水滴が吹き込んでくるので冷房をつける。火砕流の痕なのか、白っぽい崖がところどころに露出しているのが目につく。

靄の立ち昇る利別川 (上利別西一線の橋上から)
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 旧上利別駅には木造駅舎が残っていると聞いていたが、既に取り壊されていた。廃止になった駅は地図に載っていないが、国道からちょこんと延びた短い道道がその場所を教えてくれることがある。上利別駅の場合も、道道621号足寄原野上利別停車場線が指定されている。ただ、この道道の場合は一旦国道と重複したのち、分岐して螺湾に通じている。

上利別駅跡。小さな木のすぐ後ろに駅舎があった模様
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錆びついた道道の標識
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短い駅前通りと元商店風の建物
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 陸別町に入ると、すぐにその市街地に差し掛かる。道の駅「オーロラタウン93りくべつ」に寄る。
 ここも旧鉄道駅併設だった道の駅であるが、駅施設がよく保存されている。駅だけではなく、北海道ちほく高原鉄道のディーゼルカーも何台も停まっている。鉄道の廃止後は「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」となり、日にちは限定されるが、運転・乗車体験ができるそうだ。

 町の名前はアイヌ語の「リクウンペツ(高いところにある川)」に由来し、初めは「淕別」という字をあてた。しかし、さんずいの「淕」という漢字が一般的ではないためか、戦後に「陸」に改めている。
 ところで、陸別町は内陸性気候が顕著な地で、夏場には35度、冬場には氷点下30度以下まで下がるなど、寒暖の差がすさまじい。道の駅の前に据えられた温度計は「21度」となっているが、ここから50度も下がるとは想像さえもできない。

道の駅「オーロラタウン93りくべつ」
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上屋をかけて大切に保存されている車輛
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構内には跨線橋も残り、現役の駅と見紛うほど
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かつての北見方。出発信号機は消灯している
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 利別川最上流部の小利別からは十勝オホーツク道が北見市へと通じている。無料の高速道路で、ゆくゆくは道東道の本別JCTから網走市まで繋がる計画になっている。このルート取りはかつての網走本線を彷彿とさせる。
 暫定2車線の高速道路なので、前のクルマを追い抜き、追い越しはできないし、逆に後ろのクルマにしてもらうこともできない。そういう面が窮屈なので私はあまり好きではないのだが、それが杞憂となるくらい走行車輛は少なかった。長さ2キロほどの4車線区間も3ケ所あり、北見西ICから自動車専用道路の北見道路にそのまま繋がる。

 北見中央ICで流出すると、常呂川の対岸が北見市街。18時前なので、まだ明るい。だからといって特にやることもないので、買出しと給油をして、ついでに西北見駅で石北線の特急「オホーツク4号」を写した。

夕暮れの石北線を走る特急「オホーツク」
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 国道39号沿いのセルフサービスのガソリンスタンドで給油すると、レギュラーガソリン1リットル148円であった。ここまでの走行距離を給油量で割ると、平均燃費は23.51キロ/リットルとなった。釧路空港は最寄りのガソリンスタンドまで10キロ以上離れているそうなので、最後の給油がスタンドで行われていたとしたら、値はさらに高いものになる。

 北見駅近くのホテルの提携駐車場に入ると、初日の走行距離は251.2キロを記録した。

次の記事 北見市→遠軽→滝上→
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