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北アルプスを横目に安曇野をサイクリング(後) (「週末パス」で初夏の信濃をめぐる旅3)

旅行日:平成30年5月12・13日③

最初の記事 「スーパーあずさ」は山々を越えて安曇野へ
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 松川村観光協会で借りたレンタサイクルで、生坂(中山)山地と安曇野の間を通る「安曇野北アルプス展望のみち」を走ってきた。
 池田町北部、生坂山地の宮山の山襞に仁科神明宮が鎮座する。少し寄り道して参詣する。

生坂山地の入り口にある仁科神明宮
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 前回の終わりで紹介した「仁科」の地名は平安末期から見られる古いものである。
 仁科の地は平安時代に伊勢神宮内宮の御厨となり、その御厨内に神宮を勧請して創建されたのが仁科神明宮であった。そのため、祭神は天照大神である。
 また、社殿の配置や形式も内宮の様式となっており、20年ごとに遷宮祭も行われる。そのたびに棟札が奉掲されるのだが、南北朝時代の永和2年(北朝:1376)以来の棟札がすべて現存しているという。

境内の杉木立
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 当御厨司として当地を本拠としていた仁科氏は、武田晴信(信玄)に圧迫され、直系は滅亡した(晴信の五男盛信が継ぐ)。社殿の造営は代々仁科氏が行ってきたが、仁科盛信、次いで松本藩主に代わった。
 本殿・御門屋(中門)・釣屋は江戸時代初期の寛永13年(1636)に建立されたもので、国宝に指定されている。江戸時代初期以降は修復にとどまっており、古来の神明造を留めている。本殿は太い丸柱で檜皮葺の屋根を支える。御門屋は四脚門の形式を取り、屋根は本殿と同様に造られている。

鳥居は平成5年の伊勢神宮の式年遷宮の際の古材による
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拝殿の前にある神門
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神明造、檜皮葺のの本殿
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 神明宮から北は河岸段丘の発達が顕著になる。また、高瀬川や支流の農具川が東に寄り、段丘面の幅が狭まるところもある。北アルプスに発する河川の方が土砂の供給量が多く、扇状地の発達が著しいためだろう。
 自転車を借りた松川村から遠ざかるが、まだ北に向かって走る。

一面の麦畑が広がった
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対岸に乳川の扇状地が発達しているのが見える
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残雪の峰々と新緑を映す静かな水面
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 「安曇野北アルプス展望のみち」は大町山岳博物館まで通じているようだが、大町市の社というところでルートから外れる。長い坂を下って旧千国街道の県道に合流。そのバイパスにあたる国道147号へと進む。跨線橋で大糸線の線路を越えるとき、右手に信濃大町駅が見えた。信濃大町は信濃松川から4つ目の駅である。

 大きな商業施設の角を折れ、高瀬川に架かる観音橋を目指す。この橋は2年前にも来たことがあり、特に風光が美しかったことが印象に残っている。
 白い河原には河畔林が発達し、その新緑が眩しかった。

雪融け水を集めた高瀬川
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網状に流れ下り安曇野へ
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 観音橋の時点で時刻は14:10を過ぎていた。自転車の返却時刻は14:55であるが、できれば14:51発の列車に乗りたいと考えている。
 地形図を頼りに送電線沿いの道を南下する。送電線は遠くからでも視認できるので、目印として意外と重宝する。民間の地図にはない地形図や地理院地図の利点だ。

送電線とともに真っ直ぐに延びる道
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後立山が後方に遠ざかる
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 観音橋から撮影のために2回くらいは自転車を停めたが、あとは一時停止以外を全力で走り続けた。14:45には松川村観光協会に戻ってきた。約9キロを25分で走ったので、電動アシストつきとはいえかなりのペースだった。
 走行距離は地理院地図で測ったところ、約30.5キロと出た。

今回の走行ルートを地理院地図で図示
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 改札を抜けると、丁度信濃大町ゆきの列車が入ってきた。信濃大町までの4駅9.1キロを12分で走ったから、やはり列車は速い。

次の記事 大町散策のち「リゾートビューふるさと」で善光寺平へ
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