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台鉄で瑞芳へ、バスで九份へ (臺灣・はじめての国外旅行5)

旅行日:平成30年4月13~16日⑤

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 4月15日、日曜日。台北での3日目を迎えた。きょうは台北を少し離れ、台鉄(国鉄にあたる台湾鉄路管理局)の列車などで十分、基隆などを巡ることになっている。
 きのうは歯の痛みに苦しんだまりんさんであるが、歯を削ったのが功を奏したのか、痛みはすっかり消えたという。

 7時半前にホテルを発ち、捷運(地下鉄)で台北駅へ。日曜日だが、座れない程度には混んでいた。
 台北駅には捷運の他に台鉄、高鉄(新幹線)、桃園捷運が乗り入れているが、各線とも地下駅になっており、地上には巨大な駅舎だけがどっしりと聳えている。

大きな台北駅
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吹き抜けになっている台鉄の乗車券売り場。広場の床に座り込んでいる人が多い
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“パタパタ式”の発車標。上り・下りではなく、南下・北上で案内
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 台鉄の列車は対号列車と非対号列車に分類される。「対号」は座席指定という意味で、特急や急行に相当する列車は全車指定席、普通列車は自由席となっており、日本のように「特急××号の1~3号車は指定席、4~6号車は自由席」というのはない。
 料金制度も列車ごとに4段階に分かれており、対号列車の運賃であれば乗車券、特急券、指定席券相当がすべて含まれる。

 私たちは当初、台北9:00発の「自強号」で瑞芳まで行く予定だったが、昨日窓口で満席を告げられた。そこで予定を変更し、8:40発の区間快車蘇澳新ゆきに乗ることにしたのだった。
 発車までの時間で朝食代わりの駅弁を物色する積りだったのだが、開店時間が一様に8時半と知って落胆。慣れぬ地であるし、発車まで10分というのは少し怖い。

 台鉄でもEASY CARDが利用でき、自動改札機にタッチして地下の月台(プラットホーム)に下りる。
 台北駅は通過式のターミナル駅で、始発・終着の列車はほとんどない。南下・北上ともホーム1面2線の配置で、入れ替わり立ち代わりに列車が入ってくる。

月台の電光掲示板。数分の遅れは日常茶飯事のため、「列車状態」に遅延時分が表示される
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 8:35に鶯歌からの区間快車が到着。ロングシート車8両連結の通勤型電車だ。「区間快」といっても、途中から各駅に停まる快速ではなく、各駅停車の「区間車」に対応する種別名らしい。非対号列車ながらも蘇澳新までの所要時間は後続の「自強号」と同じなので、サービス快速といったところか。
 定刻に台北を発車。10キロほどは地下区間が続く。次の松山まででも6.4キロ離れており、都市内輸送は捷運に任せている恰好だ。

 ようやく地上に出る頃には市街地も尽きかけており、自動車解体工場などが現れる町外れの車窓だ。台鉄は日本統治時代の名残で軌間1,067ミリ、左側通行となっており、やはりこっちの方が落ち着く。
 郊外部では新駅を増やして集客に努めている様子で、駅前にはマンションが建ち並ぶ。汐止からは3線区間となり、台北を9分先に出た基隆ゆきを走行中に追い抜いた。
 八堵で縦貫線から宜蘭線に入ると、基隆河沿いの渓谷の趣きとなった。南国とあって、緑が濃密だ。何度か本流を渡り、定刻より2分ほど遅れた9:18頃に瑞芳に着いた。

瑞芳駅に着いた区間快車
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 次は10:00発の平渓線に乗る予定だが、朝食がまだなので、一旦改札を出る。
 台北から瑞芳までの運賃はICカードで1割引きとなり、44元(約163円)。この区間の営業キロは33.5キロなので、すこぶる安い。JRの電車特定区間だと550円、幹線だと580円に相当する。ただし、台鉄には日本の鉄道会社のような遠距離逓減制はない。
 駅を出ると雨が強く降っており、「傘なんていらない」と言っていたまりんさんも文房具屋のような店で傘を購入した。

雨の瑞芳駅
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 瑞芳は新北市瑞芳区の中心地で、街は基隆河の河岸段丘上に開ける。
 駅前から延びる通りは日曜日の朝だというのに雑踏しており、歩道から溢れた通行人にクルマのクラクションが喧しい。そしてそれに輪をかけてバイクが多い。
 街角で見掛けた一軒の店に入り、排骨麺を朝食にした。きのうのワンタン麺は塩味だったが、排骨麺は醤油味だった。肌寒いくらいなので、温かいものがちょうどいい。

朝食は排骨麺
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 朝食を摂るうちに気が変わり、急遽バスで九份へ先に行くことにした。私は別に行かなくてもいいと思っていたが、まりんさん曰く「台湾に行ったって言うと、2番目に『九份に行った?』って訊かれるから行っておいた方がいい」とのこと。1番目がなんだったのかは忘れた。
 なお、中国語で9は「ジウ」なのだが、現地風に「ジウフェン」といわれるとと9なのか10なのか分かりづらい。
 バスは台北からの直行便であったが、なんとか座れた。しばらく宜蘭線と並行し、急カーブの続く県道102号をぐんぐん登った。前の乗用車が遅く、バスはクラクションを鳴らす。霞む眼下に海が見え、かなりの高さであることが判る。

バスで九份へ
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九份から太平洋に突き出た深澳岬角を遠望
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 ヘアピンカーブの頂点から細い通りに入っていくと、これが九份のメインストリートの基山街。狭い道の両側に飲食店や土産物屋が連なる。左右から庇が突き出しているものの、ズレているために結局傘を差さねばならない。冷たくて甘い杏仁茶を買い、金枝紅糟肉円という店で半透明の餅に包まれた肉饅頭を食す。

紅肉饅頭
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(※ちなみに私はパクチーがダメです)

 急な石段になっている豎崎路と交わるところまで行き、有名な阿妹茶楼を見て引き返した。観光客がひしめき、日本語も聞こえた。九份はもともと金山のある鉱山集落であるが、歩いたところだけを見ると壮大な土産物屋街であった。
 観光コースから外れた路地を辿れば、何か九份の印象が変わるような発見があったのかも知れないが、この雨では難しかった。

山間に広がる集落を望む
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放し飼いの黒犬が鉢の水を飲んでいる
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急な石段の豎崎路
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赤い提灯の阿妹茶楼
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 九份散策はあっという間に済んでしまった。瑞芳11:02発の平渓線に乗ることを期して「10:40までにバスが来なければ、タクシーで十分へ直行」と決める。

次の記事 十分瀑布散策と渓谷をゆく平渓線乗車
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