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雪晴れの鎌倉・明月院

旅行日:平成30年1月23日

 1月22日は4年ぶりという大雪となり、神奈川県内もかなりの積雪をみた。私は運良く連休であったので、交通機関の乱れなどの混乱には巻き込まれずに済んだ。
 明けて23日は晴れたので、雪景色を見に出掛けることにした。

 家の前の雪掻きをしたので、出発は9時過ぎ。横浜駅に出て、横須賀線で北鎌倉へ。JR各線は大雪の余波でダイヤが乱れており、私の乗った逗子ゆき列車も大船駅で10分ほど停まった。
 久しぶりに下車した北鎌倉駅は、下りホームにICカード専用の出入り口が新設され、円覚寺や明月院へのアクセスが改善されていた。

雪景色の線路
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参道を線路が横切る円覚寺踏切
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円覚寺は雪のため閉門
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 線路沿いに10分ほど歩き、鎌倉街道が踏切を渡るところを左へ折れる。小川が流れる谷戸(谷津)は「明月ケ谷(めいげつがやつ)」と称され、その奥に目当ての明月院がある。こんな足元の悪い日にも拘わらず、観光客は多い。みんな考えることは同じなのだろう。
 明月ケ谷にはかつて禅興寺という寺があり、明月院はその塔頭(支院)の首位に位置付けられていた。禅興寺は永暦元年(1256)に創建された最明寺を前身とし、第8代執権の北条時宗が再建した。室町時代の禅興寺は関東十刹の一位とまでされたが、明治元年に廃絶した。

雪に覆われた境内
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初夏にはアジサイの名所となる石段は除雪をしてくれていた
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陽光を受けた竹がしなう
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寒空に映えるロウバイ
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 塔頭の明月庵は上杉憲方(南北朝時代の関東管領)が密室守厳を招いて創建された。禅興寺を凌ぐ繁栄をみせたのは、代々上杉家当主から寺領寄付を受け、篤い保護を受けたからだとされる。

小さな方形の開山堂は禅興寺時代の宗猷堂
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枯山水の石庭も雪の下
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木の枝についた氷塊
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 明月院の本堂(方丈)の裏手には谷津地形を生かした本堂後庭園が広がるが、ここが開放されるのはハナショウブと紅葉の時季だけである。それ以外の季節でも、丸窓のある茶室に入ればその濡れ縁から庭園を眺めることができる。

本堂(方丈)
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丸窓が象徴的な茶室
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白靴下の長さがちがう看板猫が登場
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 今回は寄附金を納めて、茶室に上がらせていただくことにした。
 ただ、丸窓は方丈の外から写す撮影スポットになっているので、この茶室は非常に落ち着かない。寺の方は「茶室の中の人が優先ですので、お気になさらずに」とは言ってくれたのだが、外で順番待ちをされると居た堪れない気持ちになる。

 私が部屋の隅で小さくなっていると、丸窓からおもむろに先ほどのネコが入ってきた。陽当たりの良いところで寛ぎだしたので、撮影していた人たちは色めき立ったが、たちまち寺の方により強制退去となった。

丸窓からおもむろに登場し…
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日向でこんなことに
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濡れ縁から眺める庭園
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雪の残る枝
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鉄瓶から湯気が立つ
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 先ほどのネコをはじめ、境内には生き物が多かった。ウサギを飼っているのは「明月」にちなんでのことだろうか。
 巣箱には小鳥が群がり、上空にはトンビが悠然と旋回している。そして、そのエサを狙って外来種のタイワンリスが現れる。

ヤマガラ…?
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鳥のエサを食べにやってきたタイワンリス
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カリカリ カリカリ カリカリ…とせわしない
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 花の少ない季節ではあるが、境内にはロウバイの木が多く、彩りを与えていた。
 この花、半透明で光沢があり、名前の通り蝋のようだ。

黄色いロウバイの花
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 県道の巨福呂坂切通を抜け、鎌倉へ。気温も上がり、日向の雪は融けてきた。
 鶴岡八幡宮から小町通りを抜けて南下。冬の低い陽射しがまぶしい。

陽当たりの良い鶴岡八幡宮は残雪もわずか
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 由比ケ浜の海沿いに出ると、今度は強風にさらされた。砂浜に白波が押し寄せている。きょうはさすがに国道134号を走るクルマも少ない。
 強い陽射しと風を耐えて切通を抜け、稲村ケ崎公園へ。冠雪した富士山と雪をまとった丹沢の山並みが目当てだったのだが、雲が出ていて無駄足に終わったことを知る。ここは風がひときわ強く、まともにカメラを構えていることもできない。七里ケ浜からの飛び砂が当たって痛い。

白波が立った由比ケ浜
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荒れに荒れる七里ケ浜と江の島
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 飛び砂から逃れるように海から離れ、稲村ケ崎駅から江ノ電に乗る。駅舎は相変わらずの小ささだが、ホーム周りはきれいになっていた。
 電車にはアジア系の観光客が多く、彼らに人気があるという鎌倉高校前駅でどっと降りて行った。

立派な上屋がついた稲村ケ崎駅
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江ノ電の行き先表示も雪仕様
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 藤沢で遅めの昼食を摂り、明るいうちに帰宅。
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