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魚沼会津1泊ドライブ(5) 大塩天然炭酸泉と橋梁流出只見線

旅行日:平成29年6月21・22日⑤

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 只見線の列車を撮影した会津中川駅の次が会津川口駅。ここから只見駅までの間が災害運休区間である。
 平成23年(2011)7月に発生した新潟県・福島県豪雨から6年が経とうとしているが,復旧かバス転換かで長らく結論が出なかった。数日前の報道によると,平成33年度を目標に復旧するということで,自治体とJRの折り合いがついたそうだ。

 はな曰く,線内で切符を買うのが一番直截な支援になるというので,入場券を買ってホームに入ってみる。私は只見線の会津若松寄りのごく僅かな区間を除いては乗ったことがないので,この駅にも来たことがない。会津若松方面の線路のすぐ裏手に只見川が流れており,この川に沿った只見線らしい駅であった。
 コンビニなどない土地柄なので,人の好さそうなおばあさんが店番をしていた駅前の商店で少々買い物。

只見川に面した会津川口駅
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運休中の只見方面を望む
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 国道は本名ダムの天端で対岸に移る。幾度も渡る只見川であるが,ダムを通るのはここが唯一である。
 ダムのすぐ下流には只見線の第六只見川橋梁が架かっていた筈だが,両端のガーター橋部分を除いて失われている。本名ダムの放水をもろに受ける場所にあり,水面からの高さが低い上路式トラス橋だったために流されてしまったのだろう。本名ダムは発電専用なので,洪水調整機能を備えていない。

本名ダム
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トラス橋の橋脚が残るJR只見線の第六只見川橋梁
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 左岸のやや広い段丘上に大塩という集落がある。
 ここには珍しい炭酸水の井戸がある。
 井戸には「炭酸場」の掲示があり,しっかり整備されていた。地下水面までは2メートルくらいの深さで,釣瓶に薬缶が吊るしてあった。
 汲み上げた水はひんやりしていて,市販の炭酸水よりも泡が微細な感じがした。少し金属臭かったが,あるいは薬缶のせいかも知れない。
 会津川口駅前の商店で買ってきたカルピスの濃縮液を天然の炭酸水で割って楽しむ。

会津大塩の炭酸水井戸
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天然炭酸水で割るカルピス
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 大塩集落にはJR只見線の橋梁に近接した道路橋があったので,そちらにも足を印す。田園地帯の道が意外と入り組んでいて,右往左往。
 ここに架かっていた筈の第七只見川橋梁も跡形ない。路面の高さ自体は道路・鉄道で大差なかった筈だが,こちらが下路アーチ橋,あちらが上路トラス橋であったことが明暗を分けたようだ。
 復旧した時にはどんな橋になるのかまだ判らないが,いい撮影ポイントになりそうだ。

四季彩橋のすぐ下流側に架かっていた只見線の第七只見川橋梁
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 突兀とした蒲生岳の下を通り,叶津で八十里越の国道289号を分かつ。新潟県三条市に通じる六十里越より峻険な道で,車道はまだ完成していない。
 柳津以来,ダムに堰き止められて停滞した只見川を見てきたが,只見が近づき,ようやく流れているところを見る。河口から相当遡った場所だろうが,雪融けの水量が豊かだ。

 只見駅前で昨日通ったルートに戻る。
 ようやくダムから解放された只見川であったが,只見のすぐ上流には只見ダム,田子倉ダムが連なる。田子倉ダムのダムカードを配布している只見電力館は17時までで,もう終了済み。昨日も休館日であった。

只見ダムの天端から田子倉ダムを望む
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田子倉ダムから見下ろす田子倉発電所と只見ダム湖
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 再び六十里越をすることになるが,昨日寄れなかった田子倉駅跡にクルマを停めてみる。
 この駅は只見駅と大白川駅の間に設けられており,冬季は全列車が通過する臨時駅であった。周囲に人家は一切なく,山行きの人もクルマに移行して利用者は僅少。平成25年に廃止となった。
 国道よりも一段低いところに設置されていたホームは封鎖されて入れなくしてあったが,近くの国道の橋の上から覗き見ることができた。

トタンに山を描いた田子倉駅だった建物
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スノーシェッドに隠れたホーム
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 間もなく只見ゆきの最終列車がやって来る。昨日と同じ田子倉休憩所にクルマを停め,待つ。
 国道の橋を渡り,線路の反対側に立って六十里越トンネルから出てきた2両連結のディーゼルカーを撮影。とうに陽は山の向こうに隠れ,露出は厳しかった。

長い六十里越トンネルを抜け出てきた列車
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 険しい坂道を登りきり,短いトンネルを抜けて新潟県に戻ってきた。雲の後ろから夕陽が照らしている。先ほどの列車が只見から折り返してくるので,入広瀬駅の近くでもう一度写す。
 さっきよりもさらに露出は厳しかったが,19:15に走行写真のシャッター速度が稼げるのは夏至の翌日だからだろう。これが小出ゆきの最終だ。

宵の色に染まる最終列車
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 田園地帯をのんびり走るディーゼルカーを追い抜き,小出を経て浦佐駅前には20時頃に着いた。
 帰りの新幹線は20:56発なので,駅前の居酒屋兼用のファミレスで夕食。時間が余るかなと思っていたが,丁度良い時刻になった。
 わざわざホームまで見送りに来てくれた坊さんと別れ,2階建て新幹線の1階席に収まる。
 車内販売のない列車だったので,やつるぎ君が車内の売店まで買いに行ったアイスで旅のシメとした。

旅の終わりに新幹線のすごく硬いアイス
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 東京駅には22:04に着き,はなとはお別れ。一緒に東海道線に乗ったやつるぎ君は品川駅で降りていった。
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