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大神宮参詣のち,伊勢湾渡海渥美半島経由豊橋へ

旅行日:平成29年1月(17~)18~20日⑦
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 第3日目。前2日間は晴れていたが,きょうは曇っている。
 きょうは鳥羽からフェリーで伊勢湾を渡り,渥美半島経由で豊橋に抜ける。浜松駅前18時発のバスのチケットだけは用意しているので,その時刻までに浜松に着けばよく,時間的には充分余裕がある。

 ひとまず,ホテルから近い豊受大神宮(外宮)に参詣する。
 私は2度来たことがあるので,正直なところもう行かなくてもいいかなという思いもあった。が,行ってみれば心洗われるような思いがし,訪れて良かったと思う。

朝の静謐な神宮の森
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豊受大神宮の御垣内(奥)と古殿地(手前)
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 外宮前からバスに乗り,皇大神宮(内宮)にも参詣する。
 まだ初詣の時期であるためにバスは増便体制が敷かれており,私が乗車したのも臨時便であった。
 境内には団体観光客を中心に,朝から参詣者が多かった。

五十鈴川に架かる宇治橋
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五十鈴川に設けられた御手洗場
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内宮の御垣内を石段下から
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まだ人通りの少ないおはらい町
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 おはらい町を抜けて,猿田彦神社の前からバスに乗る。ちょっと歩いただけなのに,だいぶ運賃が変わる。参拝客を目当てにしたたかな運賃設定をしているらしい。

 内宮から鳥羽に行く場合,五十鈴川駅でバスから近鉄電車に乗り換えるのが便利だが,私は宇治山田駅に出た。
 少し時間的余裕があったので,この駅の荘厳な駅舎を見ることにしたのだ。
 宇治山田駅は参宮急行電鉄の手によって昭和6年に開業した。設計は東武浅草駅や南海難波駅を手掛けた久野節。
 
神宮への下車駅に相応しい格式をそなえたであろう宇治山田駅駅舎
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天井の高いコンコース
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優美な曲線を描く柱が屋根を支えるホーム
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かつては火の見櫓を兼ねていたという望楼。「近鉄」のネオンサインは「参急」や「関急」の時代もあったのだろうかIMG_3828_20170223012228002.jpg


 宇治山田11:09発の賢島ゆき普通電車に乗る。宇治山田から鳥羽にかけての区間は昭和40年代に開通したので,線路は山の中を高架や切通し,トンネルを多用して直線的に敷かれている。
 途中駅は立派な割に物寂しく,開発前の多摩ニュータウンなんかはこんな感じだったのかななどと思う。

 フェリー乗り場の最寄駅は中之郷であるが,鳥羽で下りて海沿いを歩いた。

鳥羽港のフェリー乗り場
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 窓口で「豊橋鳥羽割引キップ」を購入する。伊勢湾フェリーと伊良湖岬からの豊鉄バス,豊橋鉄道がセットになり,豊橋駅前(バス)ないし新豊橋駅(鉄道)まで2,060円の設定だ。通常だとフェリーが1,550円,バスが1,490円(バス+電車は1,570円)なので,1,000円以上割引になっている。

 鳥羽港12:10発のフェリーはクルマを10台ほど積載して出航した。客は15人ほどしかおらず,客室は寥々としている。伊勢湾岸道などの高速道路整備の影響を受けているのだろう。
 伊良湖までの所要時間は55分なので,乗船時間としては手頃だ。

 ミキモトの真珠島と坂手島の間の狭い水路を抜け,菅島水道に出る。左手に答志島,右手に菅島が望まれる。答志島は東西に細長い島なので,なかなか切れずに大きな島に感じられた。
 雨が降ってきたので,デッキにはあまり出ず,専ら暖かい船内で過ごした。
 
鳥羽港内をゆく
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平地などほとんどなさそうな神島
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伊良湖岬が近づいてきた
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 13:05,伊良湖港着。ボーディングブリッジがないので,車輌甲板からクルマと一緒に降りる。
 フェリーは1時間2,30分おきであるのに対し,バスは1時間おきとなっており,接続は考えられていない。次のバスは13:33発なので,良くも悪くもない。フェリーターミナルは道の駅を兼ねていたが,目ぼしい店はなく,昼食はパスする。

伊良湖港
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 渥美半島は低平なイメージを抱いていたが,低い山が連なっているようだ。港のすぐ裏手にあるのは宮山で,風が強いのか随分植生に特徴がある。

低木に覆われた伊良湖岬の宮山
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 港の前の伊良湖岬バス停から豊鉄バスに乗る。フェリーの客は全員クルマ利用だったらしく,バスに乗ったのは私一人であった。
 運転手一人客一人のバスは国道259号を走り出した。渥美半島には外側に国道42号が,内側に259号が通っている。
 バスはおもむろに国道を逸れると,国民宿舎に寄り道。区画の整ったエリアで,道はひたすら直線である。砂丘地帯なのだろう,畑地が多く水田は見られない。キャベツが多く,菜の花畑の黄色は鮮やかだった。

 国道に戻り,しばらく走るとようやく街らしい街に差し掛かる。旧渥美町の中心地福江である。おばさんが2人乗ったが,すぐに降りて私一人に戻る。
 福江の先は三河湾沿いを走る。車輌が真新しいのは良いのだが,窓ガラスが調光ガラスなのは残念だ。

グリーンの塗装の豊鉄バス
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調光ガラス越しの三河湾
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 渥美半島の中心地である田原が近づくと,今度は高校生が一人乗ってきた。
 伊良湖から1時間弱乗車し,14:27に田原駅前でバスを降りる。このままバスで豊橋まで行くこともできるが,電車に乗れるのならその方が良い。
 三河田原駅は何年か前に移転したばかりらしく,駅舎がきれいだ。広いロータリーも整備されていて,鄙びがちな地方のローカル線の終着駅とは一線を画している。

真新しい三河田原駅
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 すぐに発車する14:32発という電車があったが,これは見送る。豊橋鉄道はきっちり15分おきというダイヤを組んでおり,利便性は高い。
 車輌は全部東急の中古で,編成ごとに花の名がついている。
 今度の電車は「菊」。そういえば,この辺りは電照菊の栽培が盛んな地域だ。

三河田原駅停車中の豊橋鉄道電車
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 3両連結の電車は少しずつ客を増やしながら新豊橋へ向かう。出口がホームの最前部ないし最後部にある駅が多く,車掌はしばしば運転席にやって来た。駅に着くとまめまめしく定期券や切符を確認する。

 豊橋の市街地に入った愛知大学前からは大学生が大挙して乗車してきた。立つ人も多く,景色が見えなくなる。
 新幹線をくぐって東海道線を跨ぎ越し,三河田原から35分で新豊橋着。駅名は違っているが,JR・名鉄の豊橋駅のすぐ隣りであった。
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