エンゼルラインで内外海半島へ
【16.11】山陰と北陸のあいだ―晩秋の丹後若狭
旅行日:平成28年11月(8~)9~11日⑦
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宮津から舞鶴を経て国道27号を進み,福井県に戻ってきた。位置関係上の順序からいけば次は小浜市を訪れたいのだが,きょうはもう時間がないので明日に回す。今夜は敦賀に泊まるので,小浜・敦賀間約35キロを往復する非効率な行程になっている。
小浜市の辺りに気に入った宿泊施設がなかったので,仕方がない。
国道27号は片側一車線で交通量が多く,流れが悪い。国道に並行して舞鶴若狭道は最近開通したばかりだが,よくそれまで交通量を支えてきたなと思うほどの道だ。
おおい町の若狭高浜で山側の広域農道若狭西街道に逃げる。山間を通るために起伏が激しいが,カーブも緩やかで走りやすい。交通量は少なく,信号もほとんどない。あっという間に小浜市郊外に到達した。
夕暮れまでにはまだ少し時間があるので,きょうのうちに内外海半島だけでも押さえておこう。
国道162号で小浜の街中を抜け,小浜湾に沿って北上。阿納尻というところで久須夜ケ岳エンゼルラインに入る。内外海半島の尾根伝いに久須夜ケ岳まで登っていく旧有料観光道路である。現在は無料化され,お堅い名前の県道に編入されたが,エンゼルラインの方が通りが良いだろう。
最後の集落への分岐を過ぎると,料金所の跡を通過する。
17時前という時間帯のためか通行車はほとんどない。あまり整備に力を入れていないのか,路面には細かな落石が多く,運転には気を遣った。
久須夜ケ岳山頂下の駐車場に着く頃には薄暗くなってきていた。眺望は非常に良いが,低く厚い雲が立ち込めている。
標高が高いこともあり,紅葉はほぼ終わっていた。風は強くないが,非常に寒い。
海は荒れているはずだが,海面が遠いせいで至って穏やかなように見える。陸地を縁取るように白くなっているのは見える。
内外海半島は小浜湾に突き出した半島である。「内外海」は「うちとみ」と訓むそうだが,分かりやすくて語感もいい地名だ。
外海側には小浜市の観光地として名高い蘇洞門(そとも)があり,小浜港から遊覧船が出ている。私は「蘇洞門」という名の海蝕洞があるのだと思っていたが,“外面(そとも)”という意味の海岸地形の総称らしい。
地形図で見ると,海蝕洞の大門小門や海に直接落ちる白糸の滝というのもあり,なかなか面白そうだ。しかし,この時季は海が荒れて観光どころではないだろう。
頂上の駐車場は二段に分かれた構造になっており,それぞれ別方向の眺めを楽しめるようになっていた。
広い駐車場だが,私の他にいるのは隣県のナンバープレートをつけた軽自動車に乗った若いカップルだけで,何となく邪魔して申し訳ないような気持ちになる。
下りはじめる頃にはかなり暗くなってきていた。シカなどの野生動物が活動しだす時間でもあるので,ハイビームにして慎重に下る。
途中には小浜湾の眺望が利く場所があり,クルマを停めた。空の色と山並みの色が近づき,紺色の濃淡が魅力的だ。夜景もきらめき出した。
下り切り,国道162号を左折。三方まで海沿いを行くルートであるが,もう真っ暗で海は見えなかった。リアス式海岸に抗うようにトンネルが続く。
道の駅「三方五湖」で小休止。三方五湖の一つ三方湖に面した施設だが,湖面すら見えないくらいに暗い。あまりに人気がなく,20時くらいの感じがしたが,まだ18時である。
三方で国道27号に復帰し,敦賀に進む。この道は流石に交通量が多い。
敦賀に近づくと片側2車線の立派なバイパスとなった。街の郊外で夕食と買い出しを済ませ,ホテルに入った。
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