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道西道南900キロ(6) 洞爺湖と有珠山

旅行日:平成28年7月8~11日⑩
最初の記事 夏の北海道2016(序) 羽田→新千歳上空から
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 夏休み北海道旅行2016,最終日。
 函館から海沿いを走り,胆振管内の豊浦町までやって来た。室蘭方面には行ったことがあるので,昨日以来の海沿いルートはここまでにして洞爺湖方面に向かう。
 国道37号から230号に折れ,洞爺カルデラの外輪山を三豊トンネルでくぐり抜ける。

 一旦湖畔に出てから外輪山の西側に取り付き,レークヒル・ファームに立ち寄る。ここでは併設の牧場で搾られた牛乳を使ったジェラートが食べられる。
 きょうは朝から食べてばかりだが,こうも天気が悪くては食の方に走らないとやっていられない。

店の前のポピーが満開のレークヒル・ファーム
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ジェラートで小休止
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様々な花の咲いた庭の向こうには羊蹄山が
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牧場らしくヤギの姿も
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 国道を少し進むとサイロ展望台があり,洞爺カルデラの内部を一望にする。
 いま洞爺湖がある場所では約11万年前に火砕流を伴う巨大噴火を起こり,陥没してカルデラが形成された。やがてそこに水が溜まって洞爺湖となった。
 カルデラ内部の大きさは南北9キロ,東西11キロに達し,日本有数の規模である。この際の火砕流は洞爺カルデラ周辺に平坦地を形成し,そこは畑地や牧場として利用されている。

全体を見渡すことが出来ないほど宏大な洞爺湖
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 湖の中央部には大島というやや大き目なものをはじめ,いくつかの島があり,中島と総称される。
 約5万年前に洞爺カルデラの中央部で火山活動が再開したとき,11の熔岩ドームや火砕丘を形成された。このうち湖面に顔を出したのが中島である。
 中島には船で渡ることができ,島内に多く棲息するエゾシカを見られるという。

カルデラの中央部に位置する大島と観音島,弁天島
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湖畔の洞爺湖温泉の後ろには有珠山が横たわる
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 国道を引き返し,洞爺湖南岸の洞爺湖温泉の方へ行ってみる。
 洞爺カルデラの南側に聳える有珠山は現在も火山活動が活発だ。

 有珠山の活動は約2万年前に始まり,安山岩・玄武岩質の熔岩による円錐状の成層火山があったと推定されている。この山は7,8,000年前に山体崩壊を起こし,内浦湾に流れ下った。

洞爺湖温泉と中島を望む
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洞爺湖ごしの羊蹄山
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暗い雲に霞む中央火口丘の中島
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 有珠山の活動は7,000年前から江戸時代までは静穏であり,中島からは縄文時代の遺跡が発掘されたりしている。
 寛文3年(1663),有珠山は静穏を破って活動を再開した。当時のウス(有珠)場所やアブタ(虻田)場所は蝦夷地の中でも人々の活動が盛んな地域であったため,8月16日に噴煙を上げたことやその3日前から地震が続いていたことなどが記録されている。
 蝦夷地から北海道に代わり,(1910)には金比羅山が噴火し,洞爺湖畔には熔岩ドームの四十三山が形成された。洞爺湖温泉はこの時の火山活動後に発見された。火山活動は数十年おきに活発化し,昭和20年(1945)には熔岩ドームの昭和新山の形成を伴う活動,昭和42年にはプリニー式の大規模噴火を起こしている。
 平成12年にも西山での水蒸気爆発や金比羅火口の噴火が起きた。事前の地震などから火山活動が予期されていたため,住民の早期の避難が行われた。噴火の影響は大きかったが,犠牲者を出さなかった。この時は私も小学生であったので,報道などで目にしたのを憶えている。

金比羅火口と有珠山の小有珠
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深い青色をした水を湛える金比羅火口
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洞爺湖温泉と廃団地群
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内浦湾を望む
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 山を下り,洞爺湖町から壮瞥町に入る。洞爺湖はこの二つの自治体に跨っている。
 時刻は17時半。このまま新千歳空港に向かえば丁度良い時間になるだろう。壮瞥町と伊達市(旧大滝村)の道の駅に寄る。この先はもう道の駅はない。二日間で立ち寄った道の駅は実に23ケ所に達した。

22.道の駅そうべつ情報館i(は→さ)
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23.道の駅フォーレスト276大滝(さ→は)
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 国道453号を進み,美笛峠を滝笛トンネルでくぐり抜ける。ここから千歳市となり,支笏湖が現われる。
 湖畔から千歳川に沿って下り,千歳の市街地に入る。でーひらさんに頼まれた買い物があり,少々スーパーに寄る。
 そして,空港の車寄せで降ろしてもらった。いつもならはながターミナルまで送りに来てくれるのだが,今回は早く帰ってもらった。お互いに疲労の色が濃かったし,何より明日の昼にはm-hoga氏たちが苫小牧港に着くことになっている。今度は十勝方面に行くそうだ。

 帰りの便は新千歳空港21時丁度発のSKY730便。10分ほど遅れたが,これくらいは誤差の範囲だろう。21:50発の中部国際空港ゆきは2時間15分遅れであった。
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